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邪気を払う!?

昨年度に続き、今年度も菖蒲を左底の坂本さんからいただき、子供たちへ持ち帰らせました。菖蒲は古来より、強い香りが邪気を払うと信じられてきました。頭に巻くことで、頭の中に入り込んだ邪気を祓い、健全な精神を保つことができると考えられていました。

また、菖蒲は薬草としても知られており、殺菌や防虫効果があるとされています。頭を巻くことで、頭皮の衛生状態を保ち、頭虱などの予防にも繋がると考えられていました。

近年では、菖蒲を頭に巻く風習はあまり見られなくなりましたが、代わりに菖蒲の葉を束ねて玄関に飾ったり、菖蒲の香りの入浴剤を使ったりするなど、様々な形で菖蒲を取り入れる家庭が増えています。

菖蒲を頭に巻くことは、こどもの日ならではの風習ですが、単なる伝統行事ではなく、子供たちの健康を守るための工夫とも言えるでしょう。

1年生は、初めてもらう菖蒲にどの子も笑顔でした。こどもの日には一足早いですが、今晩のお風呂は、菖蒲の香りが漂う家庭が多いことでしょう。